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第10回オール北海道チャンピオンカップヨットレース(9月26日) |
順位 |
スキッパー |
フリート |
艇種 |
第一レース |
第二レース |
着順 |
得点 |
着順 |
得点 |
1 |
高松 |
函館 |
L |
1 |
0 |
中
止 |
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2 |
渡辺 |
砂川 |
SH |
2 |
3 |
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3 |
阿部 |
弟子屈 |
L |
3 |
5.7 |
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4 |
村形 |
音更 |
SHSR |
4 |
無 |
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植野健 |
北見 |
SH |
RET |
10 |
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矢野 |
釧路 |
SH |
RET |
10 |
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阿部佳苗 |
北見 |
SHSR |
RET |
10 |
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野田 |
砂川 |
SH |
RET |
10 |
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檜山 |
網走 |
L |
RET |
10 |
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艇種
SH:シーホッパー
L:レーザー
SHSR:シーホッパーSR
4位の村形は艇種が参加対象ではない為に、得点無し。 |
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このレースは、真のシングルハンダー(一人乗りヨット)の北海道チャンピオンを決定することを目的に1990年から毎年秋に屈斜路湖で開催されています。
第1回大会には国体成年男子2部シーホッパークラスに出場経験のある人を含めて28艇が全道各地から集まり、白熱したレースが行われたことを記憶しています。
しかし、回を重ねる毎に参加者が減少し、今年は開催日が当初予定から変更になったこともあって、9艇しか集まりませんでした。
しかも、台風18号から変わった低気圧の影響で強風が吹き、第二レースは中止、第一レースも完走者4名というレースでした。
25日は強風注意報が出ていることもあって屈斜路湖は白い波が立っており、明日の天気を心配しながら実家(屈斜路湖のある弟子屈町)に宿泊。
26日の朝、6時のNHKの天気予報では釧路南部には強風注意報が出ていましたが、屈斜路湖のある北部には出ていません。
朝8時の風は3mくらい。台風一過でこんなもだろうか?とも思うが、吹きそうな気配もする。
とりあえずノーマルセールで艤装しましたが、30分後には5〜7mの風。
運営の片脇が「吹いても10mくらいだろう」と言い、宮古師匠は「もっと吹く」とも言う。
即座にSRセールに艤装変更。しかしこのレースはSRセールで参加できるのは女性と高校生以下の男女という規定があり、私はオープン参加。たとえ優勝しても賞品無し。
10時半第一レーススタート予定でしたが、運営艇の船外機故障でレース開始が遅れる。
12時30分に第一レーススタート。風は7〜8m。湖なのに波が結構あり、油断すると風位に立って進まない。
センターボードを1/4程上げ、アウトホールを少し緩めて、落し気味で帆走。
1上を高松さんがトップ回航し、かなり遅れて私が2番手で回航。阿部・渡辺・矢野が上マークの近くまで来ているが、なかなか回航できない。
他にまともに帆走している艇はなく、早くもリタイアして陸に上がっている者もいる。
サイドマークめがけて帆走するが、だんだんと風が強くなりマークまで一直線のコースは引けません。
強風には強いはずの高松さんですらサイドマークより風上を帆走しています。
後続集団はどうしたかと振り向くと、矢野のマストが「くの字」になっており、リタイア。
この時点で帆走しているのは4艇のみ。
高松さんがサイドマークを回航。少しでも追いつこうと落としたのがいけなかった。
まともに横波を受けアンヒール沈。全沈状態から起こすのに手間取り、渡辺に抜かれる。
全沈した時に「ポカリスエット」と「カローリーメイト」を入れた袋を流してしまい、二重のショック。
3位でサイドマークを回航した時には、トップの高松さんは下マークを回航していた。
ブローで12mくらいの風の中、なんとか下マークを回航して上マークを目指す。
上マーク手前でタックするが風位に立ってタックできない。少し帆走してうまいことタックできたがシートが体にからまり沈。起こしている間に阿部さんにも抜かれ4位に後退。
第2上マーク回航の時に本部艇を見ると宮古師匠が拍手している。
この風の中、帆走していることに対しての拍手だろう。
下マーク目指してランニングで帆走するが、思ったよりもローリングもせず、楽に下マークまで帆走。最後の上り。センターボードを1/3まで上げてリーチを「ブルブル」と音を立てながら無事にゴール。
2レース目もやるのか?と思いつつ、無理をさせずにスタートマークを目指す。
5分くらい経過後に風が一気に強くなり、セールをシバーさせた状態で風下側に傾く様になり、センターボードを半分上げ、バングも緩める。
強風のために第二レースは中止と本部艇から告げられ、陸を目指すがまともに帆走できる状態ではない。
陸に向かって吹く風に流される状態で岸までたどりつき、過酷なレースは終わった。 |
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