PAGE TOP ▲

表 紙 >MyBoat>クルースリーブ
クルースリーブ
メニュー
2007年新ルール対応のクルースリーブがPSJでも販売を開始しましたので早速購入して取り付けしました。
ノーマルセールの場合、アウトホールを目いっぱい引くとクルースリーブがブームエンドブロック用のアイストラップに食い込んでしまう恐れがありますのでアイストラツプをリベットでなくボルトナットで取付したほうがいいです。
これがクルースリーブです。
ラジアルセールの場合、アウトホールを目いっぱい引いてもブームエンドブロック用のアイストラップとの間隔は1.5cmくらいありますが、ノーマルセールの場合はブームエンドブロック用のアイストラップにクルースリーブが食い込んでしまう恐れがあります。
ポート側はこんな感じ。
ブームスリーブとブームの間には2〜3mmの隙間があります。
この隙間により、ノーマルセールでアウトホールを目いっぱい引くと、ブームエンドブロック用のアイストラップにクルースリーブが食い込んでしまう恐れがあります。
ブームエンドブロック用のアイストラップにクルースリーブが食い込んでしまうことを防ぐために、アイストラップの取付をリベットではなくてボルトナットに変更することをお勧めします。

M5のボルトが売ってなかったので、代わりにステンキャップ(M5x15mm)を使っています。
クルースリーブには1mくらいの長さのショックコードが付属しています。
写真撮影時はこのような感じでショックコードを取付していますが、解装後に下記のように取付方法を変更しました。
ショックコードの取付方法を変更しました。
最初は「クルースリーブ取付方法説明書」の写真を参考に取付しましたが、解装時にコンロールシートが抜きずらいことが判りましたので、コントロールシートとの干渉が無い方法に変更しました。
アルミのクラムクリートを利用してショックコードを取り付ける方法が「クルースリーブ取付方法説明書」に記載されていますが、テンションの調整ができるので、とてもgoodです。
微・軽風時は少しテンションをかけて、順・強風時はあまりテンションをかけないほうが良い感じです。
※利用中止しました
レーザーニュースNo.191のNEW GOODS!!で紹介されたクルースリーブですが、広告の末尾に書かれている「トップレーサーには従来のベルクロ式ブームタイがオススメです」という一行が気になっていました。
風速2〜7mくらいの風の中でのレースで使用してみて、あくまでも私個人の感想は以下の通りです。

セールにまったく風を受けていない場合:シヨックコードのテンションによりますが、ブームタイ使用時よりはアウトホールはスムーズに調整できます。

2〜3m程度の風速
クローズ:アウトホールを引くのには問題無し。緩める場合は若干動作が悪い場合がある。
クローズからフリー:アウトホールを緩めるタイミングが悪いとアウトホールの緩みはブームタイ使用時と大差無し、若しくは若干悪い。

5m〜7mの風速
クローズ:アウトホールを引いても、まったく動作しない時がある。この現象が出たら「セールに風をはらませない状態」にしてアウトホールを調整しない限りブームスリーブは動かない。
フリー:風がセール上を流れている状態では問題なく調整可能。但し、ブームタイ使用時と著しく差がある訳でも無い。

クルースリーブの幅が広いためセールに中風以上の風を受けた場合、ブームとの抵抗が増すために動作が不能となる感じです。
6月23・24日に春の北海道選手権がありましたが、クルースリーブを使用している艇は私ともう一艇いました。
23日は私は異常がありませんでしたが、もう一艇はアウトホール調整不能になった時があったそうです。
24日は私の艇が同様にアウトホール調整不能に陥りました。
先行艇を追い上げていて、もう少しアウトホールを引きたいと思っていた時だけに、怒りが頂点に・・・・
今回は7m程度の風だったので大きな問題もありませんが、10m以上の風の中でアウトホール調整不能になったら軽量級の私には大きな問題です。

当然、クルースリーブはブームから撤去の運命で、今まで通りにベルクロ式ブームタイを利用することにした私です。
Copyright © ヨットは只今漂流中 All Rights Reserved.